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さて、その他の資産について説明します。
流動資産の中の棚卸資産というのは、仕入れ販売の場合の商品や、製造会社の場合の製品、原材料、仕掛品などのことです。
これらの資産は決算期ごとに実際に「棚から下ろして」数を勘定し帳簿と合っているかどうかを確認することになっています。
棚卸資産というのはそこからきた名前です。
この中の仕掛品というのは、製造工程にあってまだ製品として完成していないもののことです。
固定資産は有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産に分けられます。
有形固定資産には機械設備や土地建物が含まれます。
建設仮勘定というのは、建設途中の設備や建物です。
完成したら機械装置や建物などそれぞれ該当する勘定科目に振り替えられます。
無形固定資産には会社の利益獲得に長期にわたって貢献すると思われる特許権、商標権、借地権といった法律上の権利や営業権のような無形の財産が含まれます。
投資その他の資産には投資有価証券と貸付金が含まれます。
なお、固定資産のなかでは有形固定資産のウェイトが圧倒的に大きいのが一般的で、単に固定資産というだけで有形固定資産を意味することがよくあります。
ここでも文脈から明らかな場合は有形固定資産の意味で固定資産を使います。
繰延資産というのは、お金を払った効果が1年を越え将来にわたって出てくるような場合に、支払った金額を繰延資産という資産に計上するものです。
繰延資産として計上することが認められているのは、会社の「創立費」、創立後営業開始までの「開業費」のほか、「開発費」「社債発行費」「株式交付費」の5つだけです。
次に、純資産の部にいきます。
純資産はそのほとんどが株主資本からなり、それに評価・換算差額等と新株予約権がつけ加わります。
評価・換算差額については、有価証券の時価評価のところで説明します。
新株予約権というのは、一定の条件で株式を購入できる権利のことです。
たとえば、現在株価1,000円の株式を今後5年間いつでも1,000円で購入できる権利が1株当たり100円で取得できるとしたら、将来株価が1,100円以上になると予想する人はその権利を買うでしょう。
この権利が新株予約権で、会社がそれを発行した場合、100円相当の金額が会社の収入になり、純資産の部に新株予約権として計上されるわけです。
純資産のうち、評価・換算差額等と新株予約権は小さな金額でしかないことが多いので、以下の説明では煩雑さを避けるため、この2つは特に必要な場合を除き無視して話を進めることにします。
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